嫉妬深いから

6



「入学してすぐ、サークルでひとつ上の男の先輩と仲良くなってさ。

凄くいい人で、人間的に大好きだったんだけど。

知り合って半年くらいして、その人から告白されて。

最初は、押しに負けて付き合ったの。」

「ふうん…。それで?」

「付き合っていくうちに、私もどんどん恋人として好きになって。

最初の一年くらいは良かったんだ。

─きっかけは、彼の小さな嘘。」




< 6 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop