1人、まるで舞台の観客のようにその場を楽しみながら観ている沢渡祐実は、石峰朋へ向けてなのか盛大な拍手を送りながらさらに高笑いを浮かべていた。


 その顔はどこまでも晴れ晴れとし、どこまでもこの状況を楽しんでいる顔であった。


 周囲には奥深い谷底へと突き落とされたような絶望が広がり、誰も沢渡祐実に意見も抵抗もすること無く、激しい虚無感だけに襲われていた。
 

「あなたたちは本当に面白いですね。……先生は、皆さんがそれぞれ一体どういった選択をするのか、とても楽シみにシていますよ?」



     

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