「このポーチは誰の? 先生、ブランド品なんて何一つ持ってないから羨まシいわ。高校生が一体どんなアルバイトをすれば、こんな高価な物が買えるのかシら?」


 誰も自分であると名乗り出ないことを見越し、敢えてそう告げると沢渡祐実は徐ろにそのポーチを開け、これまた楽しそうにご機嫌で中身を確認し始める。


 その中身もポーチ同様、リップグロスにマスカラ、アイシャドウなど様々な高級ブランドのコスメがこれでもかと出て来る。


 ポーチも合わせた総額は、ざっと18万円はくだらないであろう。


 ますます高校生が持つにしては不釣り合いのように感じられる。


 そんな化粧品がゴロゴロと出て来る一方で、連なった未開封の避妊具も一緒に入っていた。



        

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