「――着いてきて、妖斗」


 麗羅さんは目を見開いた後、そう静かに告げてきた。


 連れてこられたのは、ジュエリーの中ではなく、その近くにある、【LOVE】という名のホストクラブだった。

 てっきり、ジュエリーで雇われるか、また家で売色三昧の日々になるかと思ったのに。


「あの、麗羅さん……「私はね、今の仕事に誇りを持ってるの。だから、妖斗みたいな未成年を家に匿ったり、雇ったりするのは勘弁なのよ。だからね……雇い先を紹介してあげる。それがここ、LOVEよ」


「お姉さん、少しよってかない?」


 麗羅さんにそんなふうに声をかけて、客引きをしてくる男達が、目に映った。麗羅さんはその声を無視して、裏口から店に入った。


 俺は慌てて、その後を追った。