最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~

8、真っ赤なマニキュアと胸のざわめき

「朝のレストランもこんなに眺めがいいんだ」
シェフが目の前で焼いてくれたフレンチトーストを口に運びながら景色を眺める。
部屋の景色とはまた違って、海は少し遠くに見えるけど、灯台が見えるし、海の色のグラデーションがとっても綺麗だ。
実際、ここの海の透明度は高くて、昨日慧と行った灯台の上からも魚影を見ることが出来る。
今日は旅行の最終日。
この美しい海ともあと半日でお別れだと思うと何だか寂しい。
一週間もあったのに朝食をレストランで食べたのは今日が初めて。
なぜなら、ずっと午前中は慧とベッドの中にいたから。
そもそも今宿泊してるのは私達ふたりだけなのだ。
ここのスタッフ全員が私達が部屋から出て来なかったのを知っているわけで……考えると凄く恥ずかしくなる。
贅沢な暮らしって、プライバシーがないよね。
「最後に来れてよかったじゃないか」
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