一途彼女×S系彼氏

愛情いっぱい

屋上へ行くと
暑い日差しを和らげてくれる様な
冷たい気持ちいい風が
私達の間を通り抜けた。


屋上には誰もいなくて
貸切状態。


一番近くのベンチに座ると
すぐに美桜と斗真君が来た。


「颯人、お前学校で
あんなことしてよかったのかよ?」


「別にいんじゃん?
むしろ好感度アップじゃない?
彼女大好き溺愛彼氏?
斗真みたいな。」


「…お前ちょっとバカにしてね?」


「してないよ斗真君!
さぁ、お昼を食べよう!」


調子よく仮面を被り直して
一足先にパンにかぶりついた。


こんな言い合いはよくある。
だから私達も
気にしないでお弁当を食べ始めた。
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