恋愛イデアル。
エンドユーザーコンピューティング。
イデアルは女子高生だ。
入手したゲーム機、スイッチでプログラムを作っていた。
それは使ったお小遣いを記帳し、その合計額を出すプログラムだった。
エクセルの役割を補完するプログラムだ。

同時期、イデアルは携帯ゲーム機などをコンテンツ作成に採用していた。


ケータイ小説にしても豊かな予算の持ち主によって生まれた訳ではないのだ。

低年齢層や主婦層など日々の暮らしで必ずしも豊かな生活でないものがコンテンツ創作の担い手と言えた。
廉価な娯楽。UGC。

みなが日々の暮らしでささやかな娯楽を味わいたかった。
出来るだけ安価な維持費で。

そしてそれがケータイ小説だったのだ。
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