月杜物語
月面農場
月面農場。

あたし、高槻あゆみにはプラントで植林管理をするという仕事があるのだ。

木々が繁っている。地下の壁面は分厚いコンクリートと岩盤で形成されていて伝導熱量が低い値に抑えられている。あたしは土の草いきれが香る蒸し暑いプラント内部を歩行をする。

水やりをする作業体たち。
あたしはセンサで照度や二酸化炭素濃度、窒素濃度、飽和水蒸気量、室温、体感温度などプラント内部をチェックをする。

西行寺花蓮がまばゆい太陽光に適応した、遺伝子改良を受けた植物のデータを近くにあるモニタで見ていた。

プラントからは木材や新鮮な空気が出荷されていた。木材は都市建材や紙素材として需要があるのである。
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