私の5つ上の姉が同級生達と何やら起業したらしい。
昔から破天荒な姉はやる事も大胆不敵。
案の定「手伝って」と言われ、いざ蓋を開けてみれば唖然………



「便利屋っ!?」



「そう、通称何でも屋。出来る事なら全部引き受けんの!例えば結婚式の親族友人の数合わせやパーティー等の主催、害虫駆除、激レア品抽選会代行で並んだりね!どう?一つ一つ小さな物が繋がっていったら大きな金になる!」



常にお金の事しか考えていない、ちょっとこの先不安を覚える一風変わった姉の思いつきな一言で私の人生はなかなか静寂を取り戻せない。





深山 紗和〈Miyama Sawa〉25歳
姉に振り回される不運?の持ち主。
周りに気を遣うあまり上手く本音が言えない一面も。
暗記が得意で意外と理系女子。


×


日高 響也〈Hidaka Kyoya〉28歳
世界トップシェアを誇る大手スポーツメーカーの副社長。
頭脳明晰で仕事では厳しすぎる面も。
一度決めたらとことん追求する面倒くさい俺様野郎。



「他の所より倍は報酬を出す!だから彼女をうちの会社で預からせてくれ!いや、買う!」



軌道に乗っかりつつもまだちゃんと整っていないプレハブみたいな事務所に、突然やって来たスーツ姿の男は真っすぐ私を指差して社長である姉にそう言った。



え?え?どういうこと!?
その場に居た姉以外の誰もが頭真っ白になった瞬間、鼻息荒くまくし立てている血走った男が私だけを見ていた。



「君を、秘書として迎え入れたい」



え、ナニコレーーーーー!!!
漫画やドラマの世界だけだと思ってた。
現実にこんな事があっていいの!?



報酬が倍って事に笑いをこらえきれていない姉が何を考えているかなんて手に取るようにわかる。



え、もしや売られる???



どうなるの、わたしっ!?!?




《2019.02.06 begin》


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《2019.03.20 end》



《番外編完結 2019/04/08》







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