明かりのない真っ暗な廊下を女はひたすら歩き続けた。
着ている制服は血と煤で汚れ、ボロボロになっている。

スマホのライトを頼りに歩き続けていると、足下に何かがぶつかった。

周囲に漂う鉄臭さから、もう "それ” が何かは分かっていたが、恐る恐るスマホのライトで足下を照らす

女の足下に横たわっていたのは、案の定死体だった

死体は同じ制服の女子生徒で、目はくり抜かれ下半身もない

目があったはずの場所にある真っ黒な穴は、恐怖ですくんでいる女を見上げている。

「ひっ…嫌だっ…なんなんだよ…何なんだよ!」

女は死体から目を逸らして駆け出した。

スマホも使わず、ただ前に走り続けた。


…見るくらいなら、見えない方がマシだったから

もう何も見たくはなかったから

しかし、見なくともそれらは向こうからやって来て、階段を駆け降りる女の足首を何かが捕まえた。

足首を掴まれた女は躓き、急に止まれるはずもなく階段から転げ落ちた

「なんで…なんであたしがこんな目に…」

目に涙を滲ませて女は小さくそう呟くと、足を確認した。

足からは大きな擦り傷により血が出ている。

これではさっきのようには走れない

足を引きずって歩き続けると、明かりのついている教室を一つだけ見つけた。

中を覗くと、1人の女子生徒が泣き崩れていた。女子生徒は女に気付いていない

しかし、やがて女に気付き始めた女子生徒は振り返った。

「…だれ?貴方は誰なの?」

あらすじ

今井コハルは、演劇部のライバル智蔵 愛美と学校に残っていた。

帰ろうとしたがオカルト研究部がやっていたこっくりさんに参加することになる。しかし儀式に失敗し彼女たちは学校に閉じ込められてしまった。

そらるは惨状を目の当たりにしながらも、脱出を目指す

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