ライとの共同生活を開始して、二週間が経った。
 この日も私は騎士食堂で、ライとアイーダと共に昼食の席に着いていた。
「わ、今日のメニューもおいしそうだね! いっただっきまーす!」
 この二週間で、騎士食堂の食事もすっかり私の舌になじんでいる。私は騎士食堂のしっかりとカロリー計算された三食の食事を取り、午前は陸上鍛錬、午後はプールで水中鍛錬と、ライの指導の下でみっちりと絞り込んでいた。
 ちなみに水圧で流れてしまったセパレートタイプの水着とは初日で決別し、今は一般的なワンピース型 の水着を着用し、ポロリを気にせず泳ぎまくっている。
 え? おかんむりは治まったのって?
 そんなのはひと晩寝て、緩みきったおっぱいをさらした悪夢も ライの無神経な発言も、水着 共々綺麗さっぱり水に流したに決まってる。
「騎士団長、失礼いたします。少々お時間、よろしいでしょうか?」
 すると、食事を開始したばかりのライのもとに小綺麗に身なりを整えた騎士がやって来て、声をかけた。
「なんだ?」
 ライが誰何するも、騎士は気まずげな様子で言いよどむ。