ノンフィクションにご注意を

★分かってるんだ★ 《Side -Reo-》

………しまった。


ハッキリ言って、失敗だったかもしれない。


「ヒッ……」


「どうした?」


「あっ、ごめん。血液ブシャーのシーンが出てきたからつい……」


「なんかふなっ○ーみたいな表現だな」


勉強机に向かって勉強でもしようかと思ったのに、内容が頭に入って来ない。


その原因はベッドに腰掛けながらオレのマンガを読んでいる、溝渕にあった。


別に自分が勉強している傍でマンガを読まれるのは、よく家に来る知早と時雨にされて慣れてる。


だけど中学に上がってからこの部屋に同級生の女子が入ったのは、学校関連の作業時位。
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