溺れろ、乱れろ、そして欲しがれ
あなたはヒーロー
裁判所での仕事を終えた私は、先生に直帰でいいと言われ、そのまま裁判所から徒歩10分の駅へと向かっていた。

いつ何時でも対応出来るように、鞄は基本肩がけ、動きやすいようにパンツスーツにスニーカー。

スニーカーは時と場合によりパンプスになる。

今日みたいに裁判所とかね。

にしても、、、

なんか、つけられてるような、、、

私が足を止めると同時に止まる足音。

間違いない。誰かにつけられてる。

私は、目の前のビルとビルの間へ体を滑らせた。

「昼間はどーも。事務の楢岡さん」

えっ?!

振り返った私をとらえたのは、例の痴漢加害者の弟。

なんで?

どういうこと?

つけていたのは誰?

「あー、いたいた。」

「だっ、誰?」

「あー、俺ね、そいつのダチ。頼まれて尾行したんだよねー。」

武器を持ってなければ楽勝、でも、倒したあとどうする?

警察に連絡してる間に逃げられる可能性もある。


< 6 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop