思いは海の底に沈む【完】
立て続けの仕事が終わり

くたくたになった俺は車の中でぼんやりしていた







昼間から腹痛が酷くて目眩がする

「湊、やばい?明日休む?」

『ううん…。そんなことしたら美代子さん心配しちゃうよ』

「あ、それと次の撮影も月神さんは来るけど近寄らないでね、あと柊も」

『…ひいらぎ?』

あ、あの執事さんか。ツンデレの



『うん、分かった…。緑川さん、痛み止めほしいな』

「だめよ。これ以上飲んだら副作用がひどいもの。明日の調整は出来るから無理そうなら出なくていいから」

『むり、美代子さん居たら怒られる』

「じゃあうちに泊まりなさいな」

『むり、美代子さん嫉妬する。拗ねると大変なの』

「…もう…。着いたわよ」







お礼を言い家に入る


痛みが限界だからそのまますぐに眠った
< 14 / 209 >

この作品をシェア

pagetop