大好き、だからずっと一緒にいたい·····
秘密の関係
お互い仕事に向かう時間が来た。

今から佐竹さんに会えるのに、悠介君との時間が終わるのが寂しかった。

『今度はどこかに遊びに行こう、場所考えとく』

私は、微笑みながらうなづいた。

『じゃあ、頑張ってね』

『綾音も頑張って、連絡する』

私達は、目立たないように、別れて階段を降りた。

遊びに行こうって…

そんな場所あるのかな…

悠介君が見つからないところなんて。

やっぱり大変なんだね、芸能人とお付き合いするのって。

だけど、屋上デートでも、すごく楽しかったんだ。

久しぶりのデートだったから…

悠介君は、私服も髪型も本当にオシャレで、素敵だった。

誰にも言えない秘密の恋。

それでも、私は全然構わない…

悠介君は、たくさんの人に、これからいっぱいファンになってもらわないとダメなんだから…

私の存在は絶対に秘密にしなきゃ。

そして、早く100%悠介君だけを好きになりたい。
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