大好き、だからずっと一緒にいたい·····
告白と決意
一人暮らしの部屋に帰り、私はシャワーを浴びて、髪を乾かし、そして…

テーブルの前に座り、電話を待った。

悠介君はまだ仕事中。

先にかかって来るとしたら、佐竹さんかな。

ドキドキする…

食事は、きっと喉を通らないだろうから、食べてない。

数分前に入れた温かいココアも、口にせず、少し冷めている。

しばらくして…

携帯が鳴った。

佐竹さんだ。

心臓がバクバクし出した…

『落ち着け…私』

ボタンに手をやり、力を込めた。

『綾音ちゃん、お疲れ様』

携帯を通して聞こえる声…

優し過ぎる…

『佐竹さんこそ、本当にお疲れ様です…』

精一杯の言葉。

『…綾音ちゃん…少し時間もらっていいかな?疲れてない?』

『…だ、大丈夫です』

何を言うの?

自然に、携帯を握る手に力が入った。

身体中がガチガチに固まる感覚。

『じゃあ…僕の気持ちを話すね』

私は、佐竹さんには見えないのに、うなづいていた。

『はい…』

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