2度目の忘れられない恋



「みおの前の家は流石にもう住めないし、住みたくないじゃん。
でも俺の家だと、学校とか事務所に行くには交通の便が悪い」


「…そうだね。」


「そこでだ。おれは空くんと相談した訳よ。

家に行った事はあるよな?」


「あるよ?」


「あそこの空くんの隣の部屋がちょっと小さめの部屋で、空くんが資料を置くために借りてるんだって」


…何となーく内容が見えてきたよ。


「その部屋を是非とも使って欲しいって。彼は自分の家で全然良いって行ってたんだけど

流石に、年齢的にとか、色々みおの方が気にするんじゃないかって話になってさ」


そりゃあ気にしますよ?


「もう必要なものとかは送ってあるから今から向かうよ!」





「…えっ?!今からもう行くの?!今日からそこに住むの?!」


「そうなるねー。笑

いろんな面であそこは都合がいい。エレベーターだし、防犯的にも安心。」


いや、まぁそうかもしれないけどさ…
私的には心配事だらけなんだけど?


「今日は3時くらいまでいるから、それまでに色々済ませてしまお!」

はぁ…、


「来太君が言ってくれなかったのは分かる…いやわからないけど、

何で空さん言ってくれないかったんだろ、」


「そりゃあみおに言ったらそんなの申し訳ないって聞かなくなるから、

言わないでおこうってなったんだよ笑」


私は全然いいんだけど、寧ろ嬉しいんだけど、
迷惑じゃないかな…


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