オレ様御曹司 と 極上KISS
なおの弟は実際よくできる設計士なんだろう。

その姿は自信がみなぎっていたし、説明の際の話し方もしゃべりのセンスもありそうな感じだった。

ビジネスセンスといおうか。
設計士だけじゃなくて営業させてもそれなりにいけそうな感じだ。

ただ、多分・・・女関係が派手な感じはする。

なおは気づいてないのか?
きょうだいって近すぎてわからないのか?

「おまえの弟、なかなかセンスありそうじゃん。」

「え?ほんとですか?」

パッと顔を輝かせる。

「うん。アイツはなんかやりそうなかんじだよ。」

「なんかやりそうって?」

「ビジネスセンスありそうってこと。」

「はぁ・・・。」

よくわからないという顔をしている。

「まぁ、いいや。
これからいろいろ関わるだろうし仲良くしたいな。今度3人で飯でも食おうぜ。」

「はい。ありがとうございます。」

なおは満面の笑みで答えた。

なおと蒼大は男と女にしてはかなり仲の良いきょうだいだと思う。

きょうだいっていいもんだな。
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