未来へ
現実に戻る瞬間〜8時間勤務
こんな時に現実に戻る瞬間がある
階段の昇り降りをする時に手すりにつかまって降りないと恐怖感があるせいか一歩ずつしか降りられない。
私は普通の体じゃないんだと自覚し、現実に戻る瞬間だった。
2月から8時間勤務が始まった。
始めは痛みや再脱臼の可能性がある為、不安の固まりがたくさんあった。
いつもどうりに排泄や食事介助などして始めての8時間勤務は終わった。
心の中でいつ再脱臼するか分からない恐怖感と常に危険と隣り合わせな生活は変わらなかった。
だけど、入居者さんはこんな私でも待っててくれる。
身の回りのできない事をお手伝したらありがとうて言ってくれた。
だから私は何があっても頑張ろうと心の中で誓った。
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