ウィスタリア学園

☆昔話と今後の出来事

「先に、貴方達に言っとかないとね。白帝、これから戦争が起こる。」

私の発言を聞いた百帝は驚いてフリーズしている。

『何故それを……』

白帝は戦争が起こる事を知っていたようだ。だが、人里から離れて暮らしている貴方達が何故それを知っているのか疑問だった。

「白帝こそ何故知っているの？」

大凡の理由は分かっていたが確実ではなかったから聞いてみた。

「大丈夫。この結果は外に声が漏れる恐れはないから。」

それを聞くと白帝は安心したような優しい瞳をした。

『ありがとう姫殿。ワシは先代の白帝から教わったのじゃ』

先代……君は、2代目なんだね

『ワシは2代目じゃ。先代は、ワシの親友だった。そいつから、面白い人間の小娘が来ることと、戦争が起こることを教わったのじゃ。』

面白い人間の小娘……ねぇ。よく言ってくれるわね今度会ったら容赦ないんだから。

「そうだったのね。じゃあ、教えてくれたお詫びに少し、昔話をするよ。聞く？」

そう聞くと『頼む』と答えて来た。
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