connecting world〜best friend〜

クレアは私の目を見て言った。

「周りのコト、気にしなくていいデス！ワタシがアヤカを支えマス！」

そして、私たちのチームの試合が来た。クレアと同じチーム。しかし、相手チームにはバスケ部の子が三人もいる。

試合が始まるホイッスルが鳴り響く。素早い動きで相手チームがボールをゲットするが、クレアや同じチームの子がそれを阻止しようとする。

「アヤカ、これ近くの人に…！」

クレアが相手から奪ったボールを私にパスする。相手チームが一斉に私を取り囲んで、私の手にあるボールを奪おうとする。

私はそれに必死に抵抗しながら、近くにいる人物を探す。そして、勢いよくボールを投げた。

ボールは味方が受け取り、そのままゴールへ。そしてシュート！

「やった〜！」

私とクレアははしゃぐ。初めて、体育を楽しいと思えた。



その夜、私はお兄ちゃんの部屋に行った。怒鳴り込みに行ったわけじゃない。

「お兄ちゃん、英語教えてくれない？」

お兄ちゃんは、「of course！（もちろん！）」と言って笑った。