私の彼氏は真面目過ぎる!【完】
第3章 婚活パーティー。それは戦場。

1人目 汗っかきの採点好き男

 ここから先は、私が出会った順に男性を紹介していくことにしよう。
 それぞれの「No.~」は、投票のときに必要になる、その男性のエントリーナンバーだ。
 ちなみに、私のナンバーは、座ったブースと同じ数字の、「5」だ。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

《1人目》
No.5
職業:エンジニア
年齢:30歳
タイプの女性:見た目。外見。美貌。(全部同じじゃん…!!)

 一番初めに当たった5番さんは、なかなか強烈な人であった。
 開口一番、私のカードを一瞥さえすることなく、「今日のパーティーは40点かな~」と採点。
 まだ何も始まってなくない?
「よ、40点ですか?」
 どう答えればいいのかわからず、戸惑う。
 5番さんはやや太り気味の体形。
 そのせいか、四六時中汗をかいていたのが印象的だ。
 鼻息を荒くし、5番さんはけっこう大きな声で言い放つ。
「だって、始まる前に会場のドアの前で見張ってたんだけど、美人が一人もいないんだよ~」
 むかっ。
 それを、私に向かって告白する神経が、まったく理解できない。
 てかこの人、走ってきたわけではないのね? ただの汗っかきなだけなのね?
 私が眉をひそめたことに一切気づくことなく、5番さんは足を組んだ。泥の付いたスニーカーが、向き合って座る私の膝に付きそうになり、さりげなく私はそれをかわした。
「ま、でも君はまだましな方だよね~。美人とまでは言わなくても、可愛い系だね~。60点!」
 それ、褒めてるつもりだとしたら、相当バカですよあなた。
 怒りのあまり、返す言葉も見つからない。
 その後5番さんはほぼ私と目を合わせることなく、スマホをさわり続け、規定の時間が過ぎていった。

……この人、かなり苦手かな~。
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