人の彼氏とるんじゃねぇーよ！

そして入学式。


今は校長の話を聞いている。


『〜〜ですのでこれからよろしく』


やっと校長の長い長い話が終わった。


–昼休み–


何故か沢山の先輩たちが


私たちの組みにやってきた。



「うわっ、先輩だらけじゃん。

なにこれ？」


「あのーこのクラスに佐野京香って子いますか？」


私の名前が呼ばれた。


入学初日になんかやらかしたかな？


「わっ私ですけど…」



「ちょっと屋上これるかな？」


私なにされるの！？


「あの！」


「はぃ〜！」


「一目惚れしました！

よかったら付き合ってください！」


「…ごめんなさい。

私先輩のことあまり知らないので


付き合うのは無理です。


でも、気持ちはとても嬉しかったです。」



「じゃあお友達は？」


「もっちろん！喜んで！！」



そして先輩たちはいなくなった。



「はぁーよかったー。」


「なにがだよ。」


「えっ！？なにがっ「そんなにちやほやされて嬉しいか？」


いつもの牧田と違う。


「牧「俊。俺の名前は俊だって！」


「ごっごめん俊。」


「ん、それでいい。

おれ、京香が好きなんだ。

付き合ってください。」



「えっ！？私でいいの？」


「むしろお前じゃなきゃやだ、」


「喜んで！」

そして私たちはハグをした。