グリーンピアト物語~醜い妖精とイケメン君~(完結)
最終章 繋がる異世界

 それから・・・

 いよいよくジックニーとノエリの結婚式が、お城の礼拝堂で行われることになった。


 ノエリの母ファリヤも妖精界から来てくれ、家族だけの出席者ではあるがとても暖かい結婚式になった。


「初めましてノエリの母ファリヤでございます」

 フォーマルな紺色のドレスに身を包んで、とても微笑ましいファリヤ。

 マロンディスもフォーマルなグレーのスーツに身を包んでいる。

 シルビアも優しいブルー系のワンピースで正装している。


「初めまして、ジックニーの父のマロンディスです」

「母のシルビアです」


 2人が挨拶をすると、ファリヤは2人を見比べた。

 なんとなく別世界の人間に見える2人・・・。


「娘のノエリとご縁を頂き、とても感謝しております。本日は、ノエリの父フェリーチェスも出席する予定でしたが。生憎、外せない行事が入ってしまい出席することが出来ず申し訳ございません」

「いいえ。ノエリさんは、妖精界の人だとジックニーから聞きました。こちらに来て頂くのも、大変だったと思います」

「ええ、20年も帰って来ないなんて思いませんでした」

「僕も、地上から地底に行った時は慣れるまでは色々大変でしたので、お気持ち良く分ります」

「地底? ・・・もしかして、奥様は地底人ですか? 」


 ファリヤはシルビアを見た。


「はい、私は地底人です。夫は、この国の皇子でしたが。私と一緒に地底に来てくれたのです」

「まぁ・・・それで、どこか違うと思ったのですね。と、言う事はジックニーさんは地底と地上のハーフなのですね? 」

「はい。そうなります」

「とても不思議な巡り会わせですね。これからも、どうぞよろしくお願いします」

「こちらこそ」


 お互いの家族が挨拶を交わしていると・・・。



「そろそろ、新郎新婦さんが準備できたようですよ」

 アディールとユーリス、そしてルキアスがやって来た。

 3人共正装して、アディールは紺色のスーツ、ユーリスはシックなブルー系のひざ丈ドレス、ルキアスはブルーのスーツを着ている。


 
 参列者が席に着くと、扉を開けてジックニーとノエリが入って来た。
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