お化粧なしのシフォンケーキも
純ココアのほろ苦いマドレーヌも
苺のない純白ショートケーキも

ほんとうはずっと大嫌いだった






「あの子が笑いかけてくれる魔法なんだ」



幸せになるための魔法をかけて
きみは少し切なそうに微笑んで

それがわたしにとっての毒林檎
だなんて永遠に気付きもしない





わたし、ほんとうはずっと
きみに甘い魔法をかけてほしかった






タイトルと表紙は
春瀬 るき さまに考えていただきました!
ありがとうございます❤︎