人妻大家さんと3人のイケメン君~あなたのことが大好きです~
スタートの場所
『今日は帰したくない、朝までずっと一緒にいたい』

後ろから抱きしめられて、耳元で囁かれた。

『ダメだよ…もう帰らなきゃ』

私は、彼の腕を振りほどいた。

『次、いつ会える?』

『…そうね…しばらく忙しくなりそうなの。同居人が1週間後に引っ越してくるから』

『なんでわざわざ同居人なんだよ…』

『なんでって言われても…それがパパの残した遺言だから…じゃあ帰るね、また連絡するから』

私を引き止めた彼の名前は、川崎誠(まこと)。

私の…

不倫相手。

現在34歳の彼は、高校の時に同級生だった人。

その頃にはお付き合いはなかったけど、1年前にばったり会ってからの関係。

川崎君は、高校の時、爽やかなサッカー少年で、とっても人気があった。

でも、今は…

ちょっとくたびれてきちゃったのかな?

イケメンと言うには…

ちょっと…ね。

仕事はIT企業に勤めてて、お給料は結構もらってるみたい。

でもまあ、それは私には関係ないけど。

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