これからもずっとこの初恋を
新しい繋がり
樹め…。
樹は隣でお腹を抱えて笑っていた。
「もう!笑い事じゃないんだよ!?樹ってば…。」
「あっははははっ!!」
樹がこんなに笑っているのにもわけがある。
それはあの日パーティーから帰ったあとに送られてきたビデオにあった。
そう。
その内容とはあの後プログラム通りに進んでパパとママの挨拶で前に立って話す時だ。
『つい先程我が娘に物騒な出来事があった。我が家…西城家に楯突くという無礼極まりないことをしてくれたもの達がいた事に私はがっかりだよ』
パパとママはパーティー参加者の前で淡々と不満を告げた。
『そうです、そのうえビンタという暴力を娘に行ってもらいまぁ、気分が悪いのです。私たち、それに森川グループ様にまでやってくれました。そんなことをしたらどうなるか…。コホンッ。少し取り乱しましたがそういうことがあったので私たちはここで帰らせていただきますのであとは皆さんでお楽しみください』