"好き"なんて言えない
かんけい
大袈裟な気もするけど...頭も打ったしなぁ
保「あら?菜々美ちゃん?聞こえ...」

私はそこで意識を手放した

...パチッ
目を開けると知らないところ

理「知らねぇよ。めんどくせぇ、怪我なんてどうってことねぇだろ?」
誰かと電話してるみたい...内容は私の事?

理「あ?あぁ。だから女はめんどくせぇんだよ。ん?アイツは別だけどな」
私、めんどくさがられてる?
何て思いながらリオくんの方を見ていたらバチッと目が合う

困った顔もしないで優しい表情で近付いてくる
理「わりぃ、また連絡するわ。ああ」
電話で話ながら頭を撫でる

この人も結局同じなのだろうか
...都合の良いときだけ味方して、簡単に裏切って
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