潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
一体何の役職に就いてるの?と一瞬問いそうになってしまう。
でも、その言葉をかけるのはタブーな気がして、やはり言えずに言葉を飲んだ。


それはそのうち知ればいい…と頭を切り替えて、二課へ戻ろうか…と言って歩きだした。

二課へ帰った後は、この最近任されている仕事に彼が直ぐに取り掛かり始め、私は朝の遅れを取り返すようしながらパソコンに集中。


その間も時々目線を上げては微笑み合い、直ぐに滑らせては自分達の手元に向け直す。

何も話さなくてもいいから、この心地いい時間があればいい。
今はそれだけで十分幸せだと都合よく思いながら、午前の仕事に励んだ___。



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