キミのアタマに居なくても、キミのココロにきっと居る
キミのアタマに居なくても、キミのココロにきっと居る
「みなさんに、いいお知らせがあります。」

朝のホームルーム。
ハルのいない2年3組の教室で、先生は言った。


「高戸ハルキさんが、意識を取り戻したそうです。」

「………っ!」

私はコウキの方を見る。

コウキも私を見ていたのか、二人の視線が合う。
そして、満面の笑みでガッツポーズをしたコウキに、私も微笑み返す。
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