Legal office(法律事務所)に恋の罠 *番外編~ジェラシーは内密に~

ジェラシーの罠

ようやくゲストの挨拶をやり過ごし、和奏を追いかけると、二人は会場から少し離れた化粧室の前にいた。

「わ、かな」

奏が二人に近づこうとしたときだった。

「・・・・なによ!一体どういうこと?急に嗜好を変えるなんておかしいじゃない」

「いえ、嗜好を変えたのではなく、スタンスを変えただけです」

悔しそうに紫織が和奏に詰め寄る。

いわゆる壁ドン状態になって・・・。

「信じないわ。奏くんとなんて認めない」

「・・・。」

そっぽを向いた和奏に対し、更に詰め寄る紫織。

「和奏!」

奏が声をあげた瞬間、奏は信じられない状況を目にしていた・・・。

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