天然たらしが本気を出す時。

2


事の発端は20分前。

時計の針が7を指した瞬間にマイが「じゃあ行ってくる」と早足に部屋を出て行った。


そしてミユと麻里ちゃんも、マイのあとに続き男子の部屋へと向かい私はひとりベットに横になりテレビを見ていた。



暇だしパンフレットでも見てようかなと思い、鞄の中をガサゴソ漁っていると『ピンポーン』と部屋のベルが鳴った。

誰だろう?
あの子達カード持ってくの忘れたのかな?


「はーい、今開けるよー」

と扉まで行き、鍵を開けた。



けれどなかなか扉が開かないから仕方なく私が扉を引くと、そこには七瀬くんがいたのでした。

そう、七瀬くん。
あの、七瀬 奏 くん。

な、な、せ、く、ん…!?




で、冒頭に至るというわけだ。






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