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夜露と濃霧と
汗。
彼の流す汗がとても嫌い。
夏の暑い日に、3LDKの高級マンション。
冷房のすこし効いた部屋で彼の流す汗がとても嫌い。
どうして、男性はSEXをすればすべてがチャラだと思っているのでしょうか。
なにを勘違いしているのか。
よく行くカフェに彼の姿はなく、
私の弱々しい背中だけが置き去りになっています。
私の記憶の大部分を彼が占めるというのに、
彼の記憶の大部分は私ではなく、私の乳房や性器のようです。
夏の暑い日、彼は汗を流します。
今までのこともすべてその汗と一緒に流してしまいます。
こんなに嫌いなのに、嫌なのに、
たばこの煙のように付きまとってきます。
払っても、払っても、まとわりついて。
私を周りから見えなくしてきます。

Q.これは愛ですか?
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