好きになっては‥‥いけない人
B☆☆飲み会の席

出会い


この日は、新しいクライアントへの
プレゼンが終わり、結果も良く
新規クライアントを勝ち取ることが
出来た。
プレゼンまで漕ぎ着くまでも大変で、
毎日残業の日々が続いていた。

鞄を持ち営業部を出ようとすると
後輩の山名から声をかけられた

「先輩、今日もう上がりですよね。」
「ああ、やっと一段落ついたからな。」
「じゃ、先輩 飲みに行きましょうよ。」
「ああ?お前とか?」
「いいじゃないっすか
俺も少しは、頑張ったんですよ。」
「まぁな、だけど
   早く、帰って寝たいだよな。」
「だけど、どうせ帰っても飯ないでしょ?」
「ああ~、まあ、そうだな
       じゃ、行くか?」
こいつも頑張っていたしな
と、山名を見て告げると
「やったー」
と、今年入社した山名と一緒に
居酒屋へと向かった。
「いらっしゃい!!」
「ああ、マスター空いてる?」
「秋葉ちゃんの為なら」
と、言われ席に案内された
それからは山名の愚痴を聞きながら
飲んで、食べて・・・

そこへ
「あの?飛鳥建設営業の
    秋葉さんですよね。」
と、女性が訊ねてきた。
「そうっすよ。こちらは、
 飛鳥建設の秋葉さんです。
 そちらは?」
と、ほろ酔いの山名が
俺に変わって答えていた。

「あっ、私達も飛鳥建設のもので。
総務部と経理部です。
もし良ければ、ご一緒させて
いただけないかと。」
と、言われて
山名は、
「どうぞ。どうぞ。
あっ、良いですよね?先輩。」
と、勝手に答えて言うと
女は、後ろを振り向いて
「どうぞって!」
「やった!!」
「・・・・・・」
入ってきたのは、
経理の崎平さん
総務の綾瀬さんと後藤さん。

後藤さんは、山名と同期らしい
「やった!後藤さんがいる。」
と、山名はいっきにテンションが
上がっていた。

「ほら、芹那も座って。」
と、崎平さんが綾瀬さんに言うと
「すみません。本当に良かったのですか?」
と、言いながら部屋の中に立っていたので
「座れば。」
と、俺は言った。

この三人を知っているかと
聞かれたら、あんまし記憶がない。

ただ、崎平さんは経費の精算があるから
名前は、知っているが
話をしたことはなかった。
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