あなたと出会うため【完】 番外編【完】

もう一度………

北海道に来て4日目。今日はどこに行こうか考えつつ朝食を食べる。

こっちに来てから、1人でのんびりしたくて、レンタカーを借りてゆっくり観光している。

さすが北海道!食べ物が最高だ!
来て良かった。


朝食を食べ、一度部屋へ戻って出かける準備をする。

今日は小樽まで足をのばそう! で、美味しい海鮮を食べて、小樽でお土産を買おうかな!

ホテルを出て車へ向かう………





「和花………」

……………!!!!! なんで?どうして?

目の前に 江本さんが………いる。
最初 幻でも見てるのかと思った。

「和花。」

私の名前を呼びながら、一歩近寄る江本さん。

それに合わせ一歩後退する私………

「和花。逃げるな!」

そんな事言われても………怖いじゃん!
怖い気持ちを誤魔化すように………

「江本さん こんな所で会うなんて、ビックリですね。仕事ですか?(苦笑)」

なんて言ってみる………

「仕事なわけないだろ! お前を迎えにきたんだ。」

「はっ?迎えに………?なんで?」

「謝りたい事もあるし、話もしたいし、なによりも………和花に会いたかった。」

そう言って、一気に私に近づいたかと思ったら、思いっきり抱きしめられた。
ビックリして、慌てて離れようとしたけど、江本さんは離してくれず、さらに抱きしめてきて身動き出来なくなってしまった。
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