「杏、何も知らずすまなかった」

席に着くなり謝られた。

「それは何にたいしてですか?専務さん。

彼女は今日入って来たばかりです。

1人で育てると決めたのは彼女が選んだからですよ」

「あれから社に戻り、親父に確かめた。

もう数年したら婚約者を紹介する手はずだったらしい。

俺が杏を探してるのも知ってたし、弁護士に会いに行かせたのも認めた」