わたしの願い
拒否

愛side





あれから何も変わることなく月日がたち、今日は球技大会。


寺島くんがあの日、神様は残酷だといった男子に向かって「そんなことないんじゃない」といった意図がわからないままだった。


わたしは、寺島くんを避けていた。

寺島くんはわたしに話しかけようとしてくれたときもあったけれど逃げた。



愛されたい。



そう思っていたわたしにとって寺島くんの存在は怖かった。

寺島くんと関わることでもっと自分は不幸になってしまうんじゃないかって思ったから。



それくらい彼は人気者で誰からも好かれている人だった。


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