入浴も歯磨きも済ませた後だったので、そのまま一緒に布団に入ると、安心したのか史那はそのまますぐに眠りについた。

私もしばらくの間史那の布団の中でじっとしていたけれど、熟睡したのを確認すると、布団から出て、明日の朝の準備をした。

いくら実家で世話になっているとは言え、家事の全てを母任せにする訳にはいかない。

みんなが使った食器を洗って片付けたり、洗濯物を仕舞ったり、少しでもやれる事はやろうと行動を起こす。

私がキッチンで片付けをしていると、物音を聞いた母がやって来た。

「お茶でも淹れようか?」

洗い物が終わり、食器の水気を切ってちょうど布巾で皿を拭き終わった所だった。
私は母に声をかける。

「寝る前のカフェインはいいわ。
もう史那ちゃんは寝たの?」

母はダイニングの椅子に座って私を見つめている。
きっと何か話があるのだろう。

「うん、寝入りは早かったよ。
今日は日中何やってたの?」

私は食器棚に器を片付けながら母に聞いてみる。
いつもならグズグズになるのに、今日みたいにすんなり寝付くのは珍しい事だった。

「今日は児童館まで歩きで往復したの。
子供には結構な距離があるから疲れたんだろうね。
ぐずらずちゃんと歩いてくれたから助かったわ」