『知り合いのお家にお世話になることになったから』


始まりは、ママのそんなセリフからだった。



『この機会に克服しちゃえばいいじゃない』


男嫌いの私が……。


『え、 須永希夜って特進クラスの王子様じゃん!』


まさか、学年一のモテ男と暮らすことになるなんて。


男の子は嫌い。


モテる男はもっと嫌い。


なのに……。


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小山 花純(コヤマ カスミ)

中学時代のトラウマから極度の男嫌い。
ひょんなことから希夜の家にお世話になる。

×

須永 希夜(スナガ キヨ)

学校一のクールなイケメン王子様。
花純にだけは普段とは違う一面を見せる。


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『慣らす手伝い、してもいいよ』


『おいで、小山さん』


彼のささやきに、なぜか逆らえなくて。


『小山さん、ホントはこういうことするの、すごく好きなんじゃない?』


普段はクールな彼の、甘い吐息に流されて。


『俺は、特別ってこと?』


もう、恋なんてしないと決めたのに。



『俺だって、小山さんにしかしないよ。こんなこと』



彼のとろけるような囁きは、止まることを知らない。


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