クール王子ととろける溺甘♡同居
甘いキスにとろけて

そしてついにやってきた学園祭当日。

校門から校舎までの装飾もすごい凝っていて、普段使っている校舎なのになんだか別のところみたいでソワソワしちゃう。

校門から校舎までの道には、ズラッと屋台が並んでいたりして、みんながその準備に大忙し。

あと1時間で始まる。

希夜くんとは、放課後だけ一緒に帰っているので朝は1人登校。

教室に着くと、もうみんな衣装に着替えていてほんとバタバタだ。

私も早く着替えなきゃ──────。



「よし、じゃあ、早瀬さんと小山さんペアで、それぞれクイズの紙持っててね」

無事に衣装に着替えて、クラスメイトから、クイズの紙とお客さんのカードに押すスタンプをもらってそれをベージュのポシェットに入れる。

「わぁー!なんかワクワクすんねー!」

オオカミに扮した舞子が手をガオーのポーズをして楽しそうな舞子に「うん!」と元気よく返事をする。

私たちの学校は、二年に一回が学園祭なので、二年生の今回の学園祭が最初で最後。

絶対に、いい思い出にするぞ!
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