「一緒に登校したんだ?

ラブラブね」



私のいちばんの親友が、両片想い状況の幼なじみの彼と、仲良く登校してきた。



そんなふたりにかけよって、彼女にだけ耳打ちする。



「やめて!!」



真っ赤になって照れる彼女の髪を、くしゃくしゃとなでながら……私に嫉妬している彼をみつめる。



「……好きじゃん、だって」



だって。両片想いなのに、誰がどう見てもそうなのに……うじうじしてたらもったいないよ。



「内緒なの!」



意地でも認めない彼女の必死な声に、ふーん、と軽く返しながらすきなひとのところへと歩み寄る。



「せんせぇ、おはようございます!」



普段は絶対にしないような、首を傾げるポーズをしてみて。



背の高い彼をみつめて。

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