キミの運命の人は俺じゃない

意外な素顔

しばらくすると、仮眠室のドアが叩かれ虎太朗の声がした。

「あの…いいかげんそこからでてきてもらえる?湊、ベットがあるからってそこで押し倒すなよ?」

真っ赤になりながら仮眠室のドアを開けると。笑顔の外科のメンバーに口々に゙おめでとう"と祝福された。

湊は赤くなった顔を手で隠して盛大なため息をついた。

「はぁぁぁ、、、

こんなはずじゃなかったのに。
亜沙美といるといつも調子が狂うんだ。

なんで、俺はこんなところで亜沙美の顔も見えない暗がりで公開プロポーズ
してんだよ。
最悪、、、。
いろいろ考えてたのに、、、」
とがっくり肩を落とす湊の言葉に私は目を丸くした。
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