できすぎる上司♂と不器用すぎる部下♀
食べろ、飲め
「桜木。」
司に呼ばれるだけで全身に電気が走るように感じる。
「はい。」
平静を装い司の机の前に立つ。

「おめでとう。この前のプレゼンが最終ふたつに絞られてその片方が桜木の企画案だ。」
「えっ?」
珍しい桃の声に同じフロアの社員の視線が集まる。

「3日後に再プレゼンがあってそこで決まる。準備にかかれ。」
「…3日ですか?」
「そうだ。明々後日だな。時間がないから他の社員にも役割をふって分担しよう。」
「…はい。」
間に合うか不安な桃に司は
「チャンスだぞ。ずっとこの日のために頑張ってきたんだろ。」
「はい。」
笑顔で背中を押してくれた。
< 62 / 317 >

この作品をシェア

pagetop