拝啓 元カレ上司サマ

一方の麗香は、トイレの鏡に映った己の顔を見て項垂れた。

物凄~く卑屈な、例の写真を見つけて煌太に喚き散らしていた、あの頃の顔だ。

「は~。社会人何だから、大人の対応をしよう。ただの上司と部下として接するしかないよね…」

麗香は、美しい顔を歪ませながら、今後の煌太への対応策を考えていた。







< 14 / 496 >

この作品をシェア

pagetop