はじめてのお仕置き
「え?」

考える暇もなく、ゆきは尚貴に腕を掴まれて引っ張られ、膝の上にうつ伏せにされていた。

「悪い子にはお仕置きしないとね」

低い声で耳に囁かれ、ゆきは体のどこかがきゅんと疼くのを感じた。

パァンッ

「ぁんっ!」

突然の乾いた音ともに、お尻に痛みが走った。

「いけないことをしたら痛い目に合うとわからせないと、また同じことの繰り返しになるだろ?」

パシッ
パシッ
パシッ

「いたぁい!尚貴さん!!!」

「ゆきがいけないんだよ」

パシッ
パシッ
パシッ

リズミカルに、まんべんなく叩いていく。

「これじゃああまり痛くないね」

そう言って尚貴はゆきのワンピースを捲り上げ、パンティを一気に下ろした。

「ちょっと!やだぁ!やめて、お願いだからぁぁ」

必死の懇願と抵抗も虚しく、ゆきのなめらかなお尻に手が振り下ろされていく。

パァンッ
パァンッ
パァンッ
パァンッ

「あっあぁんいったぁあい!」

布越しのときと痛みも段違いだった。

「痛くて当たり前。ちゃんと反省しなさい」

パァンッ
パァンッ
パァンッ

「ごっめんっっ!なさぁいっっ!」

「まだ許さないよ」

尚貴の手が止まることはなく、ゆきは泣きながら子どものように手足をばたつかせて逃れようとするのだった。
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