*SOUZI*
一ヶ月後



次期将軍の選抜で徳川が二分した


慶喜派 そして、光を推す者



当事者の光は、未だ行方知れず


いつの間にか、刀の話になり
光の出生の秘密が印されているのでは?
という話になった


「近藤!!新選組は、刀を見ているのだろう?どうだった!?」


全員の視線を受け、にこりと微笑む


「2本とも分解し、中も見ておりますが
コレと言った印などございません」

「嘘を申しておらぬか!?」

「嘘をついて何の得もありません」



当てが外れた光派が肩を落とす


「彼女には、新選組で普通の女子として
暮らしていた頃のように
笑顔でいて貰いたい
不思議な事に、あの様に強い姿を見てもなお、心配でなりません
今も…どうしているのか…」










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