韓 愛榮
宮廷の宴
おじい様、父上様、兄上様が亡くなられて2年後。
王様の誕生日祝に平壌の妓生を大勢招いて宴をすることになりました。

歌と楽器が得意な蘭香様、そして愛榮も呼ばれました。

愛榮は恨みを晴らす時がついに来たと思いました。

夜になると月を眺め手を合わせました。
「おじい様、父上、兄上。どうか私を守って下さい。」
愛榮は目を閉じ涙を流しました。
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