仮眠室で愛を叫べば
「あのさ……」

言いづらそうに口ごもる佐久間先生の視線が私の背後に移った。

振り向くと笑顔の長田先生がこちらに向かって歩いてきていた。

「いや、なんでもない。

明後日、楽しんでこいよ?
妹には幸せになってほしいからな。」


「お兄ちゃん、頼りにしてますよ」

「ほどほどに頼れよ?

宮前にヤキモチやかれたから困るからな。」


「晒名先生にしたみたいにですか?」

「そこまで知ってんのかよ。」

と苦笑いする佐久間先生に私たちは顔を見合わせて笑った。


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