。。折れた羽根、虹の架け橋。。②

誰に何を言われても、好き*あげはside*

まさかの麦わら帽子に、サングラスはクラスメイトのせいくんでした。

五十嵐せいくん。


「わー、アイス。
ありがとうせいくんっ!」

あたしがそう、笑ったら
周りのみんながムッ、としたのがわかった。


その中で一際目立つのは、白。

面白く無さそうな白に、あたしはアイスを差し出した。


「白、アイス一緒に食べよう!!」


あたしは、白に微笑んだ。

「ありがとう、まあいっか。
あげはが好きなのは、俺だもんな!」


ん?
当たり前のことを言う白に、分からず首を傾げた。


甘いアイスが口の中で溶けてゆく。

溶けたアイスが、指についた。


それを掴んだのは、白。

白が見つめる瞳にわずかながら、ドキドキした。

ペロリ、と指先に付いたアイスクリームを、舐めた白があたしを見た。



赤くなる頰。。



夏の暑さだけじゃない。
頰に感じる熱は、それだけじゃない。

あたしーーーー白が好きになってしまった。


囚われて離さない瞳にドキドキして、
アイスごと溶けてしまいそうになる。





「白、あたしーー白が好き!」



あたしの言葉にびっくりしてる白がいた。




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