俺様女王様幼なじみの恋愛模様
花火大会


「今日の花火大会行くか?」


「いいの!?」


今日は私たちが暮らす場所である
一番大きな花火大会の日。

バイトばっかりで疲れてると思ったから
行こうって誘うの遠慮してたんだけど
まさか広斗から提案してくれるなんて。


「行きたい行きたい!」


「じゃあ決まり。
色々準備あるだろ?
一回家戻るか?」


「そうする!また後で!
あ、せっかくだからみんなも誘って
みんなで行く?」


この夏の間で親交を深めた
私たち六人。


だからみんなで行けば
楽しいかと思ったんだけど…。


「最後くらい二人きりで過ごそーぜ。」


後ろからぎゅっと抱き寄せられ
私の肩の上におでこを付けた。


…なんか可愛いんですが。


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